オーストラリアの語学学校には様々なコースがあり、どんな英語力を身に付けたいかによって選ぶことができます。
こちらの記事ではコースの特徴と学ぶ内容についてご紹介します。
オーストラリアの一般英語コース(GE:General English)
留学生が聞く最も一般的な英語コースです。General English(一般英語コース)は、eigo力アップを希望する殆どの学生が最初に通るコースであり、読む、書く、話す、聞くの部分の総合的に向上させることに焦点が当てられております。
他のコースに比べて勉強方法がディスカッションやゲームなどを頻繁に行うことで、英語の表現に慣れていない人々も気軽に英語に馴染んでいくことができるようにしてくれるコースです。
General Englishコースは一般的に学生の英語力に応じて、Beginner→Elementary→Lower Intermediate→Intermediate→Upper Intermediate→ Advanced の6つのレベルにクラスが分けられており、ほとんどの場合、日本の学生は、Lower Intermediateレベルからスタートする学生が多いです。
あくまでも平均ですが各レベルを上るには約8〜12週間かかると言われておりますが、学生の頑張りや上達度によっては4〜6週間に次のステップに行くことが出来る場合もあります。
一般英語コースの申し込みは2週間〜50週間程まで申し込むことが出来るので、ご自分の計画に基づいて、適切な期間を選ぶことが大切になって参ります。進学コース(アカデミックコース)に行く前にも、この一般英語コースで基礎を作り、コースを変更していくことが無難です。
オーストラリアの高校進学準備コース(HSP:High School Preparation)
オーストラリアの高校(High School)への進学を目的とする学生のためのプログラムで英語力の向上だけでなく高校のカリキュラムの基礎学習が並行して勉強出来ます。
進学先にて英語で実施される授業についていけるだけの英語力を実につけることは、留学を成功させるためにも不可欠な要素です。
仮に進学先での入学英語試験(入学英語条件)をパスしていたとしても、友人等を作ることもとても大切な小中高留学の場合は、現地の生活に必要以上の英語力を身につけて学校に入学することが重要になってきます。
そのため、少なくとも5ヶ月~1年間の高校準備コースを履修することが望ましいといわれております。このコースは、一般的な英語学習に加えて実習的な要素も多く、現地の学校の授業を直接体験して基礎学習を深める機会も提供している学校は多いです。
オーストラリアの進学準備コース(EAP:English for Academic Purposes)
専門学校や大学進学を目的とする学生のためのコースで、本格的な大学の授業や生活の中で必要とされる語学力の向上やスキルを身につけることができるコースになっております。
EAPコースを履修する学生は一定の期間を通していくつかの宿題と試験の行い、総合的な英語力の向上に加えて、大学の授業で必要とされる講義ノートの作成方法、プレゼンテーション作成方法、討論方法などの進学後必要不可欠な技術を習得することができます。
大学付属の語学学校や専門学校や大学と提携がある語学学校をsつ行するとその学校で要求される英語能力テスト(IELTS、TOEFLなど)のスコアなしで大学に入学することができるようになります(ダイレクトエントリー)。
ケンブリッジの英語コース – Cambridge Exam Preparation(PET、FCE&CAEなど)
ケンブリッジ英語検定試験は主にヨーロッパにて知名度が高く、日本の学生たちも就職や教育機関入学のための試験とされている試験です。通常1年に2〜3回受験時期があります。
試験は、オーストラリア内でも受けることができ、色々な国の学生が受験することが出来るように試験のレベルも下記のとおりに分けられています。PET(Preliminary English Test)、FCE(First Certificate in English)、CAE(Certificate in Advanced English)、CPE(Certificate in Proficiency English )の4つのレベルで構成されており、ヨーロッパ人たちに特に人気が高いです。
このテストは、特にヨーロッパ人たちには日本人のTOEICのように大切で、語学学校のコースではヨーロッパ人が多く在籍しているケースが多いです。そのため、日本人が英語力を高めるには最高のコースだと言えるでしょう。だから長期語学留学を考えている学生には留学の最終段階にこのケンブリッジコースを行うことをお勧めします。
IELTS試験準備コース IELTS(International English Language Testing System)Exam Preparation
英語圏の大学/専門学校への進学を準備している方や、ビザ目的で英語力証明が必要な方に人気のあるコースです。
一般的に知られている留学のための試験としてはIELTS、TOEFL、TOEIC、IELTS、Cambridge、GMAT、GRE、SATなど様々な種類の試験がありますが、特にオーストラリアではIELTS PreparationとCambridge Preparationコースが人気があります。
IELTSは、オーストラリア全ての教育機関が認められている英語試験です。そのため、進学という意味ではこのIELTSを受験されることをお勧め致します。TOEFLも認めていますが、一部の学校ではIELTSしか認めていない学校もあります。
ビジネス英語コース – Business English
Business Englishコースでは、ビジネス上で活用できる英語を専門的に学ぶコースです。
英語環境にて仕事をするために必要な英語を身につけることが出来るだけでなく、学生はこのコースを通してビジネスに必要な基本的な知識をも学習します。
また、ビジネス上で実際に起きうる状況下で必要な会話や考えに重点を置いており、状況を設定して再現するロールプレイング(ROLE PLAYING)をすることで、学生にはより具体的にビジネス英語に理解を深めることが可能になります。また、これに加えてBusiness Communicationのための文書の作成 、インターネットの活用により多く学校は実践的なトレーニングを導入しております。
英語教師養成コース – TESOL、TECSOL
英語を母国語としない人に英語を教える教授法に加え、高いレベルの英語を話すことができる英語教師を養成するためのコースです。
その中でもTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、日本の学生に最もよく知られており、最も人気のある英語関連資格プログラム。
他のTEFLは、Teaching English as a Foreign Language、TESLは、Teaching English as a Second Languageの略で、英語が母国語ではないのに英語を学ぶ人のための英語教授法で、その内容面でTESOLとほぼ同じです。
TTCEは、英語が母国語ではなく、若い学生に英語を教える教師養成コースです。CELTAとDELTAは、世界的に認められているケンブリッジ英語教師の資格コースとして有名です。
TECSOLの場合は、TESOLの幼児教育版として子供たちを英語を教える教師を養成するコースです。実際、このコースで学ぶ内容はTESOLと似ていますが、子供たちに教えることが目的であるため、TESOLとは異なり、童謡や子供歌謡などもたくさん学びます。