こちらの記事は2023年よりも前に作成されたため、情報が古い可能性があります。最新の正しい情報については政府の公式サイトなどで確認するようにお願いいたします。
セカンドファームの仕事
オーストラリアでのワーキングホリデーを2年間に延長することができるセカンドワーキングホリデー制度が開始されました。
この制度は、最初の1年目に政府指定地域で3ヶ月間以上季節労働などに就いた人を対象に、ワーキングホリデービザをもう1年間延長することができます。
1年目のワーキングホリデーを継続し最長2年間のオーストラリア滞在が可能になります。または1年目のワーキングホリデーを終えて日本に帰国し、再度オーストラリアのワーキングホリデービザを申請して、再度1年間のワーキングホリデーを始めることも可能です。
1年目のワーキングホリデー期間中に、指定地域での労働で合計3ヶ月以上の仕事に就けば条件を満たすことができます。
指定地域で労働をしていたことを証明する為には、フォーム1263の書類にオーナーから仕事日数の記載とサインを貰う必要があります。この書類はオーナーより入手でき、サインをしてもらいましょう。給料の支払い明細や納税書類を受け取りましょう。
詳しくは、移民局のホームページでご確認ください。
http://www.immi.gov.au/Pages/Welcome.aspx
オーストラリア政府の指定労働とは
主に農作業・畜産業にあたるファームと呼ばれるフルーツや野菜のピッキング(収穫作業)、パッキング(梱包作業)、農作物の加工、樹木の伐採、加工、鉱山関係労働、建築関係の仕事で、多くのワーキングホリデーの方々がファーム仕事にてセカンドワーキングホリデーの申請資格を得ています。
Specified workをご参照ください
http://www.immi.gov.au/Visas/Pages/417.aspx
オーストラリア政府の指定地域
オーストラリアは7つの州がありますが、その7つ全域に指定地域が存在しています。 指定地域は下記↓のサイトよりご確認下さい。
http://www.immi.gov.au/visitors/working-holiday/417/postcodes.htm (*上記のサイトに表示されている番号は地域の郵便番号を示しています。)
指定労働エリアなどの詳細はオーストラリア政府が発行するHarvest Guide (季節労働雑誌抜粋版)をご覧下さい
ファーム仕事の探し方
1オーストラリア政府推奨のWEBサイト「Australian Job Search Harvest Trail」から検索
WEBサイト「Australian Job Search Harvest Trail」から検索してみましょう このサイトにはオーストラリア全土の仕事情報が掲載されており、フルーツピッカーが募集されています。
2地方のバックパッカーで確認
次は、ファームののバックパッカーに宿泊し、そこから仕事を紹介してもらう方法があります。 地域により仕事の種類や紹介方法は異なりますが、一般的に農家が人手を募集しているとき、バックパッカーへ求人を出します。 中には仕事の紹介を行っていないバックパッカーもあるので、事前に問い合わせをしたほうが良いでしょう。
3ファーム仕事をしている友人・知人からの情報
すでにファーム仕事をしている友人・知人からの情報を元に仕事がないか、聞いてみましょう。学校やアルバイト先が同じだった、人を頼ったり、携帯などコミュニティーサイトを利用されると良いでしょう。
日本語情報紙などでの情報
各主要都市で発行されている日本語情報紙やセンターなどでも情報を入手する事ができます。
ファーム中の滞在先
仕事場(ファーム)近くのバックパッカーに宿泊しながら生活をすることになります。ファームの地域は大都市よりかなり離れた場所になりますので、インターネットで予約できない宿泊先もあります。電話でのお問い合わせと予約になります。 ピッキングで有名な地域はハイシーズンになると人が集まるため、早めに宿泊先を確保しましょう。ファームの一日の生活スタイルは宿泊先であるバックパッカーと農場の往復です。 農場やバックパッカーが仕事場まで送迎してくれる場合がありこの場合は有料になります。
ファームに行く前に揃えておいた方が良いもの
1帽子
2サングラス
3作業用の服と靴
4軍手
5タオル
6虫除けスプレー
7日焼け止め
8水筒(ウォーターボトル)
給料
時給制と歩合制に分かれます。(各ファームや収穫物によります。) 時給制は1時間の労働に対しての給料です。 歩合制の場合は、1コンテナ(バケツ)の収穫に対してAU$5などの報酬です。
外での仕事は雨が降ると休みになる可能性があります。また、シーズン前と後の収穫時期は収穫量が少ないため、一日中の仕事がない場合があります。シーズン通して、しっかり稼げるというわけではないので、注意しましょう。 多くの農家は週払いです。給料は銀行振込や小切手、現金で支払われます。セカンドワーキングホリデービザ取得目的の為に働くのであれば、正式に雇用されているか確認し、税金のことも確かめましょう。
仕事が一番多く見つかりやすいのが、やはりクイーンズランド(QLD)州です。1年を通していろいろな作物の収穫ができます。その次はビクトリア(VIC)州、そしてニューサウルウエールズ(NSW)州、ウエスターンオーストラリア(WA)州、タスマニア(TAS)週、サウスオーストラリア州(SA),ノーザンテリトリー(NT)の順になります。
セカンドワーキングホリデーの指定された仕事は、必ずしも有給である必要はありません。WWOOFやボランティアでも可能です。 指定地域で行ったWWOOFやボランティアの労働は、セカンドワーキングホリデービザ取得対象の仕事になります。
WWOOFについて
WWOOFとはWorld Wide Opportunities on Organic Farmの略称です。 「世界に広がる有機農場での機会」の意味で、「食事・宿泊場所」を提供する側をホスト、「力」を提供する側をウーファーといい、どちらも登録制です。 1日4時間~6時間の労働提供するかわりに、食事と宿泊場所が無料で提供してくれます。(給料はありません)
給料はありませんが、食事も宿も無料で提供されるので、滞在中はほとんどお金を使う事がありません。また、労働地域は大都市から離れている田舎ですのでお金を使う場所もありません。労働を提供し、その雇い主である家族や他の労働者と一緒に生活するホームステイのようなものです。 仕事や食事を共にして、英語を使いコミュニケーションが取れるので、英語力上達の絶好の機会となるでしょう
- WWOOFでの仕事
WWOOFの仕事内容は労働提供主により異なりますが、農作物の収穫、ガーデニング、雑草取り、植林、環境に関すること、家畜の世話や餌やり等、様々な仕事があります。
- WWOOFへの登録
オーストラリアのWWOOFに登録し、WWOOFメンバーになる必要があります。 登録をするとオーストラリア全土でWWOOFを受け入れている2,600以上の雇い主(ホスト)の情報を掲載した本 ”WWOOF Book ”がもらえます。 このWWOOF Book は登録日から1年間有効で、現在の登録料はAU$70です。本の郵送料が別途AU$5必要になり本が送られてくるまで2~4週間ほどかかります。
オーストラリアに行ってから、各主要都市にある日本語情報センターなどでの登録も可能ですが、オンライン登録も可能です。
◆オンライン登録サイト→http://www.wwoof.com.au/
WWOOFに持っていったほうが良いもの
*寝袋
ホストがシーツや毛布を用意してくれる場合もありますが、寝袋が必要か確認したほうがよいでしょう
*軍手と作業靴
軍手は支給されるかもしれませんが、作業用の靴は必要になります。畑や雨の中の作業もありますので、なるべくしっかりした靴がよいでしょう
*帽子、日焼け止めクリーム
紫外線防止のために必要になります。