オーストラリアに留学する学生に多いのは、学生ビザやワーキングホリデービザを取得するケース。しかし3ヶ月以内の留学をする場合はETASや観光ビザでも就労可能です。
それではETASと観光ビザの違いとは何でしょうか。今回は2つの違いについて解説していきます。
ETA(Subclass 601)とは?
ETAS(イータス)とは、「Electronic Travel Authority」の略で、「電子旅行許可」という意味。Subclass 601とも言われており、ほとんどの観光客が取得するのもこちらの査証です。
申請費用 | $20 |
申請方法 | オンライン |
有効期限 | 1年 |
1回の最大滞在期間 | 3ヶ月 |
就学 | 3ヶ月までなら可能 |
就労 | 不可 |
有効期限は1年で、その間なら出入国を数回繰り返すことができますが、一度の最大滞在期間は3ヶ月という制限がついています。
申請費用は安く、方法も簡単で、数分ほどで申請が完了します。そのため自分で申請する方が多いですが、代行会社や旅行代理店では代理申請サービスを行なっています。
申請には証明写真、スキャン済みのパスポート、その他の個人情報などが求められます。
学生ビザやワーホリビザとは違い、就労はできませんので注意しましょう。
観光ビザ(Subclass 600)とは?
観光ビザとは、Visitor visa (subclass 600) Tourist streamのこと。
観光や知人訪問を目的として3ヶ月以上オーストラリアに滞在したい人向けのビザです。
申請費用 | $120〜(豪国外から申請した場合) |
申請方法 | オンライン |
滞在可能期間 | 3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月 |
就学 | 3ヶ月までなら可能 |
就労 | 不可 |
観光ビザはETAより申請方法が複雑で、他のビザと同様に病歴、犯罪歴、海外渡航歴なども審査されます。場合によっては健康診断など、その他の書類が求められることも。
あくまで一時滞在を目的としたビザのため、こちらも就労はできません。
短期留学生はどちらを取得すればいい?
ほとんどの場合ではETAの取得をおすすめします。
お伝えしたとおり、ETAのほうが申請費用が安く、求められる書類も少ないので、簡単に取得することができるからです。
反対に観光ビザが必要になるケースは3ヶ月以上オーストラリアに滞在し、一度も国外に出ないというパターンが考えられます。