オーストラリアで携帯を使うには？おすすめの携帯会社や契約方法を紹介！

2023 3/29

オーストラリアに滞在するにあたって、欠かせないものは携帯電話。特に現地で生活するワーホリや留学生の方は、オーストラリア国内で使える電話番号が必要です。アルバイト探しやシェアハウス探しでは電話番号を交換するのが一般的で、SMSはオンラインでの身分確認でも使われます。

それではたくさんあるオーストラリアの携帯会社の中からどれを選んで、どうやって契約すればいいのでしょうか？今回はオーストラリアの携帯会社や契約方法についてお伝えします。

日本の携帯をそのまま使う？それとも現地で新しく買う？

現地の携帯会社と契約するには２つの方法があります。一つは日本のSIMフリー携帯（SIMロックが解除されている携帯）に現地で買ったSIMを差して使う方法、もう一つで現地でSIMと携帯電話の両方を購入する方法です。

多くの留学生やワーキングホリデーの方は前者の方法を選び、日本の携帯を現地で使っています。日本で使っていた携帯がまだまだ使えるという場合、新しく買うのは勿体ないですし、データを移行するのも手間がかかります。

さらに慣れない国に着いて、まず携帯を買わなければいけないというのは結構な負担ですよね。機種を選ぶ際や説明を受ける際など全て英語となるので、日本で買うよりも時間と労力がかかりがちです。

加えてオーストラリアは物価が高いため、携帯電話の価格も日本より高い傾向があります。そのため、渡航後に新しい携帯を使いたいという人は日本でSIMフリーの携帯を購入してから現地に行くのがおすすめです。

日本の携帯をそのまま使うには？

SIMロックが解除されている場合であれば、日本で使っている携帯にオーストラリアのSIMを差して使うことができます。SIMロックとは、スマホを購入した携帯会社とは別の携帯会社のSIMカードを差しても使えないようにすること。

SIMロックがかかっている場合は、SIMロック解除をすれば他の会社のSIMカードも使えるようになります。しかし機種や契約によってはSIMロック解除が不可能な携帯もあるのでご注意ください。

SIMロックを解除するには、実店舗に携帯を持ち込んで解除してもらうか、自分でwebサイトで手続きをする必要があります。

自分の携帯にSIMロックがかかっているか確認するには、携帯の設定から端末情報を確認しSIMロックの項目を見るという方法があります。

格安キャリアからスマホを購入した場合はほとんどがSIMフリーとなっていますが、現地で慌てないようにしっかり確認しておきましょう。

SIMカード契約の種類

プリペイド（データ使い切り）

おすすめできる人

短期・中期滞在者

prepaid SIMカードは決まったデータ量を使い切るSIMカードのこと。複雑な契約や手続きが必要なく、店頭やスーパーなどで売られているSIMカードをスマホに挿入してアクティベートするだけで使えます。その手軽さから、旅行客や短期〜中期滞在者の方から人気です。

データ使用量限度までくるとSMSにて通知が来るので、後述のネット経由でリチャージしたり、コンビニエンスストアなどでバウチャー(クーポン券)を購入して、そこからリチャージすることも可能です。

プリペイドには自動更新プランというものがあるため、月々契約のポストペイドと同じように感じてしまうかもしれません。

しかしポストペイドの場合はデータの限度がないため、使用量が超過すると自動的にプラン外のレートが加算(携帯会社による)される可能性があります。そのため「先に自分が払った分だけ使用したいけど、月々チャージするのがめんどくさい」といった方にプリペイドの自動更新プランは向いています。

ポストペイド（月々/週契約）

おすすめできる人

長期滞在者

ポストペイドSIMとは、週や月で使用した分を後から払うというSIMカード。

プリペイドプランに比べてお得なので、オーストラリアに長期滞在する方々は、この月々契約のポストペイドプランを利用しています。

ポストペイドプランを店頭で契約する場合は、身分証明書類と住所があればその場で契約してSIMを受け取る事ができます。ただし、多くのキャリアでは12ヶ月または24ヵ月の契約縛りがあるため、短期滞在者や滞在予定が不確定の方にはおすすめできません。

オーストラリアの携帯会社

大手キャリアか格安キャリアか

オーストラリアには日本と同じように、ソフトバンク、ドコモ、AUのような大手キャリアと楽天モバイルやLINEモバイルのような格安キャリアがあります。

大手キャリアにはテルストラ(Telstra)、オプタス(Optus)、ボーダフォン(Vodafone)の３つがあります。街中やショッピングモールなどに数多く店舗を持っており、問題が起きた場合や質問がある場合は店舗で直接対応してもらえるのがメリット。格安キャリアより値段は高いですが、「通信が安定している」「サポートが充実している」「大手だから安心」といった理由で人気です。

格安キャリアは大手キャリアと比べて数多くあります。実店舗はないので問合せはすべてオンラインとなります。契約する場合はwebサイトから申し込むか、スーパーや家電屋の携帯コーナー、空港などでSIMを購入する方法があります。大手キャリアと比べてかなり値段が安く、通信やサポートの面でも特に問題がないという声も多いです。

各キャリアのプランを比較するには？

こちらのサイトでは、希望するデータ量と携帯の種類（自分の携帯を使うor新しく買いたい機種）を選んでプランを比較することができます。希望に合いそうなプランがあれば、go to siteをクリックすると公式サイトに移動できますので、詳細を確認してみてください。

オーストラリアの携帯会社（大手キャリア）

テルストラ(Telstra)

テルストラはオーストラリアの最大の通信会社です。元々国営の会社だった為(2011年に完全民営化)、日本でいうNTTのような会社をイメージすると分かりやすいと思います。街中には至る所にこのTのマークがあるため、見かけることも多いでしょう。

日本法人も持っており、オーストラリアだけでなくアジア圏内での勢力も徐々に強めている会社です。テルストラの長所はその通信網の広さと強さ。データセンター事業なども行っており、また元々国営であることから一番信頼されている携帯会社です。

費用

プリペイド（月々）	データ通信量
$30	30GB(最初3ヶ月、4ヶ月以降は10GB )
$40	40GB(最初の3ヶ月、4ヶ月以降は20GB )
$60	65B(Bonus night data )

ポストペイドのプランは、自分で用意したスマホかテルストラのオンラインで購入したスマホか等によって選択できるプランが変わってきます。詳しくは以下を参照ください。

https://www.telstra.com.au/latest-offers/home-page-calling-overseas/postpaid#

使用するまでの流れ

一番簡単な方法は、店頭でSIMカード購入し、アクティベーションをしてもらうことです。街なかの各店舗を訪れるか、またシドニーの空港などでは、ロビーに大手キャリアのカウンターがある為、そこで購入からアクティベーションまでしてもらうのも良いでしょう。(契約時にパスポート等の身分証明書を求められますので、持参していきましょう)

ご自身でアクティベーションする場合は、空港やスーパーなどで打っているSIMカードを購入し、スマートフォンに挿入し電源を入れます。各SIMカードには固有のオーストラリア電場番号が付属していますので、その電話番号宛に、アクティベーションのURLがSMS(ショートメール)で送られてきます。

もしくは、ブラウザからhttps://www.telstra.com.au/mobile-phones/activateにアクセスし、指定の手順を踏むことによってアクティベーションが可能です。アクティベーションは通信環境がある場所で行わないと手続きが踏めないので、初めてオーストラリアについた場合などは空港や無料のwifiスポット等で行いましょう。

オプタス(Optus)

シンガポール最大の通信会社、シンガポールテレコムを親会社に持つオプタスはオーストラリアで2番目の通信会社です。オーストラリアの留学エージェントによってたびたび紹介されており、学生やワーホリの方々などに非常に人気です。

市場シェアはテルストラの半分程ではありますが、有名人を起用した広告やポップなブランドデザイン、また割引キャンペーンなどを多く行っており若者に人気です。

Optusの魅力の一つは、Optus Sportsというアプリが無料で使用できるところです。（プリペイドの場合は月々追加$5かかります）このオプタススポーツではサッカーJ Leagueの試合中継や、イギリスプレミアリーグサッカーの中継を見ることが出来るため、サッカーファンにはお勧めです。

http://www.optus.com.au/

費用

通信費用はテルストラと並ぶ安さで、オーストラリア国内の通話とSMSが無制限で無料。日本人の使っている人の多さや、データ通信容量が大きいことが特徴です。

プリペイド（月々）	通話&SMS	データ通信量
$30	無制限	40GB(最初の3ヶ月、4ヶ月目から10GB)
$40	無制限	50GB(最初の3ヶ月、4ヶ月目から20GB)

http://www.optus.com.au/shop/mobile/prepaid/plans?SID=con:premob:2ndNav:premob:othr:Prepaid:pos2

使用するまでの流れ(アクティベーション)

基本的には、テルストラと一緒でパスポートを持参して店頭にて契約からアクティベーションまで済ませてしまうのが一番安全で簡単な方法です。ご自身でアクティベーションする場合は、OptusのSIMカードを購入しhttps://www.optus.com.au/activateにてアクティベーションの手続きを行いましょう。

ボーダフォン(Vodafone)

日本ではソフトバンクが2006年に買収した事で、日本になじみのあるブランドですが、オーストラリアではテルストラとオプタスに次ぐ3番目の携帯会社に甘んじています。

費用

プリペイド（月々）	通話&SMS	データ通信量
$30	無制限	40GB(最初の2ヶ月、4ヶ月目から15GB)
$40	無制限	50GB(最初の2ヶ月、4ヶ月目から30GB)
$50	無制限	60GB(最初の2ヶ月、4ヶ月目から45GB)

http://www.vodafone.com.au/prepaid/plans

使用するまでの流れ(アクティベーション)

基本的には、テルストラと一緒でパスポートを持参して店頭にて契約からアクティベーションまで済ませてしまうのが一番安全で簡単な方法です。ご自身でアクティベーションする場合は、OptusのSIMカードを購入しhttps://activation.services.vodafone.com.au/にてアクティベーションの手続きを行いましょう。

オーストラリアの携帯会社（格安キャリア）

amaysim（アメイサム）

オーストラリアの格安SIMの中でも有名なのがamaysim。Optusのネットワーク網を利用しているので、格安ながら回線が安定していることが魅力です。Unlimited internationalといって28か国（日本含む）と国際電話ができるプランもあるので、日本にいる知り合いと電話がしたいという人にもおすすめ。

アメイサム公式サイト

Coles Mobile（コールスモバイル）

オーストラリアの大手スーパーマーケット、コールスが提供しているSIM。Colesはどこにでもあり、SIMカードも店頭で帰るので気軽に手に入ります。Coles mobileを使っていてFlybuys会員の場合、オンラインまたは店舗での最大買い上げ金額の10%相当額（最大$30）が6ヶ月間、毎月Coles egift cardで還元されます。

コールスモバイルの公式サイト

Woolworths mobile（ウールワースモバイル）

Colesと並ぶ大手スーパーマーケット、woolworthsが提供しているSIM。オンラインまたは店頭でSIMカードを購入することができ、後からスマホでプランを選択できます。他の格安キャリアと比べるとそこまで値段は安くないものの、woolworthsで購入した分が毎月10％オフになるという魅力的な特典があります。