Wiseで賢くお金を運ぶ! オーストラリア留学生のための便利ツール

オーストラリアへの留学を考えている皆さん、留学準備で気になるのが「お金の送金」と「現地での支払い」ではないでしょうか。銀行の送金手数料が高額だったり、両替で損をしたりと、お金の移動には課題が多いものです。そこで今回は、オーストラリア留学生に最適な「Wise」というサービスをご紹介します。Wiseを活用すれば、お金の心配から解放されるはずです。

1．Wiseとは何か?

Wiseは、イギリスを拠点とする国際送金サービスです。銀行の送金手数料の8分の1程度の格安料金で、リアルタイムの外国為替レートを適用してくれるのが最大の特徴です。従来の銀行送金に比べてコストを大幅に抑えられるのが魅力的です。

2．Wiseのメリット

手数料の安さ

Wiseの最大のメリットは、手数料の安さです。例えば、日本から10万円をオーストラリアに送金する場合、銀行だと数千円の手数料がかかります。しかしWiseなら、たったの700円程度で送金できます。留学生の皆さんにとって、この手数料の差は大きな助けになるはずです。

リアルタイムの為替レート

Wiseでは、中間の外国為替レートを適用してくれます。銀行は自社に有利な為替レートを設定するため、顧客には損となりがちです。しかしWiseはリアルタイムの市場レートを反映するため、常に公正な為替レートでお金の移動ができます。

マルチカレンシー口座の利用

Wiseでは、50以上の通貨を保有できるマルチカレンシー口座を利用できます。オーストラリアドルだけでなく、日本円や米ドルなど、複数の通貨を同時に管理できるので、留学中の生活費の管理に役立つはずです。

デビットカードの利便性

Wiseには、200以上の国と地域で利用可能なデビットカードが付いています。オーストラリア現地でも、このデビットカードを使えば手数料なしで支払いができます。ATMからの現金引き出しも格安手数料で可能です。

3．Wiseのデメリット

一方で、Wiseにはデメリットもあります。まず、オンラインのみの対応で、実店舗がないことです。アカウント作成時には、本人確認のため書類の提出が必要になります。また、大口の送金には上限額が設定されている点も注意が必要です。

4．Wiseの使い方

アカウント作成と本人確認

Wiseを利用するには、まずアカウントを作成する必要があります。以下の手順で行います。

1. Wiseの公式サイトにアクセス
   まず、Wiseの公式サイト(Wise（ワイズ）：グローバルなアカウント | 国境のない金融)にアクセスし、「アカウントを開設する」をクリックします。
   
2. 個人情報の入力
   氏名、メールアドレス、パスワード、居住国などの個人情報を入力します。個人アカウントか法人アカウントかを選択する必要があります。
   
3. 本人確認書類のアップロード
   本人確認のため、有効な政府発行の身分証明書(パスポートや運転免許証など)の写真をアップロードします。さらに、住所確認のため公共料金の請求書などの住所証明書類も求められます。
   
4. 自撮り写真のアップロード
   身分証明書を手に持った自撮り写真をアップロードし、本人確認を行います。
   
5. 2段階認証の設定
   携帯電話番号を登録し、2段階認証を有効にします。SMSで認証コードが送られてきます。
   
6. 本人確認の完了
   書類審査が完了すると、Wiseから承認メールが届きます。通常2営業日程度かかります。
   
7. アカウントの有効化
   承認メールのリンクからアカウントを有効化し、ログインできるようになります。

この手順を済ませれば、すぐに送金や支払いができる状態になります。

送金方法

1. Wiseアカウントにログイン
   Wiseのウェブサイトまたはアプリにログインします。
   
2. 送金情報の入力
   • 送金先の国と通貨を選択します。
   • 送金額を入力します。
   • 送金手数料と為替レートが表示されるので確認します。
     
3. 受取人情報の入力
   • 受取人の名前、銀行名、支店名、口座番号などの情報を入力します。
     
4. 送金目的の入力
   • 送金目的を選択し、必要に応じて詳細を入力します。
     
5. 支払い方法の選択
   • 銀行振込、クレジットカード、デビットカードなどから支払い方法を選択します。
     
6. 送金の確認と完了
   • 送金内容を確認し、手続きを完了させます。
   • 送金が完了すると、受取人の口座に入金されるまでのステータスを追跡できます。

受け取り方法

送金先の銀行口座に入金される形が一般的ですが、Wiseの口座に受け取ることもできます。受け取り側の手数料はかかりません。

Tips！

実はWiseの口座は給料の受け取り口座としても利用できます。Wiseの口座には、顧客ごとに固有の口座番号が割り当てられています。この口座番号を雇用主に伝えることで、給料をWiseの口座に直接受け取ることができるのです。給料を受け取る通貨は、Wiseが対応する50以上の通貨から選べます。

給料をWiseの口座で受け取ることのメリットは、為替手数料を最小限に抑えられる点にあります。銀行を介さずに給料を外貨建てで直接受け取れるため、両替コストが大幅に削減できます。オーストラリアで働く留学生にとって、この機能は非常に便利ですね。

5．Wiseデビットカードの入手方法

Wiseのデビットカードを入手するには、まずWiseアカウントを作成する必要があります。

1. Wiseアカウントの作成
   • Wiseの公式サイトからアカウントを作成します。
   • 本人確認のため、公的な身分証明書をアップロードする必要があります。
     
2. デビットカード(物理カード)の注文
   • アカウントにログインし、「カード」タブから注文オプションを選択します。
   • 初回のカード発行手数料として1,200円が必要です。
   • 配送先住所などの個人情報を入力し、手続きを完了させます。
     
3. カードの受け取り
   • 問題がなければ、約2週間でカードが配送されます。
   • 一般的に追跡番号はありませんが、速達オプションを選べば追跡可能です。
     
4. カードの有効化
   • カードが到着したら、Wiseアプリやウェブサイトからカードを有効化する必要があります。
     
5. デジタルカードの発行(オプション)
   • Wiseでは物理カードに加え、デジタルカードの発行も可能です。
   • デジタルカードはアプリ上で即時発行できるので、物理カードが届く前からオンライン決済に利用できます。
   • デジタルカードは無料で発行できます。

このように、Wiseアカウントの作成から本人確認、カード注文、受け取り、有効化と一連の手順を経てデビットカードが入手できます。さらにデジタルカードを発行すれば、物理カードが届く前からオンライン決済が可能になる便利な選択肢もあります。

6．Wiseデビットカードの利用シーン

• オンライン決済
  • ウェブサイトでの買い物時に、Wiseの物理カードまたはデジタルカードを決済手段として選択できます。
    
• 店頭決済
  • 実店舗でも、クレジットカード同様にWiseの物理デビットカードが使用可能です。
    
• ATM引き出し
  • 世界200か国以上のATMで、Wiseの物理デビットカードから現金を引き出せます。手数料は格安です。このように、Wiseのデビットカード(物理カードおよびデジタルカード)はオンラインでの決済から実店舗、ATMでの現金引き出しまで、幅広い用途で利用できる便利なカードです。

7．オーストラリア留学でのWise活用シーン

• 学費や生活費の送金
  • オーストラリアへの留学費用を安く送金したい場合、Wiseは最適な選択肢です。手数料が格安なうえ、有利な為替レートが適用されるため、コストを大幅に抑えられます。
    
• 現地でのデビットカード利用
  • Wiseのデビットカードを持っていれば、オーストラリア現地での支払いも安心です。手数料なしで買い物ができ、ATMからの現金引き出しも格安手数料で可能です。
    
• 給料の受け取り
  • Wiseの口座を給料の受け取り口座として利用することもできます。雇用主にWiseの口座番号を伝えれば、給料を外貨建てで直接受け取れるので、為替手数料を最小限に抑えられます。

8．Wiseの安全性と信頼性

Wiseは、イギリスの金融行為監視機構 (FCA)から認可を受けた合法的な送金サービスです。また、日本の金融庁にも登録されています。個人情報や資金の保護にも万全の体制を整えており、安全性は高いと言えるでしょう。

9．まとめ: オーストラリア留学生に最適なWiseの魅力

オーストラリア留学では、お金の移動が大きな課題となります。しかし、Wiseを活用すれば、手数料を大幅に抑えられるうえ、公正な為替レートが適用されるため、コストを最小限に抑えられます。マルチカレンシー口座とデビットカードの利便性も魅力的です。さらに給料の受け取り口座としても利用可能で、為替手数料を最小限に抑えられるメリットもあります。一方で、実店舗がないことや本人確認が必要となる点にはデメリットもあります。しかし総合的に見れば、Wiseはオーストラリア留学生にとって最適なツールだと言えるでしょう。お金の心配から解放され、留学生活に専念できるはずです。